うんち記録アプリ「ウンログ」を運営するウンログ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役 田口敬)は2019年4月1日より、高知大学医学部付属病院小児外科 大畠雅之特任教授と連携し、2016年9月に聖路加国際大学と共同開発した「Babyうんち」アプリの便色判定プログラムを利用した「便色判定」アプリを開発。胆道閉鎖症のスクリーニングシステム構築に向けた3年間の実証研究を開始します。

高知大学医学部付属病院小児外科の大畠雅之特任教授による本実験は、家庭用の「Babyうんち」アプリを、実証研究に向けてウンログが改修した「便色判定」アプリを用いて実施。新生児の便色データを収集し、画像認証精度の向上や有用性の検証を行います。

ウンログはこれからも多彩なうんちデータを解析し、人々の健康をおなかの中から支えるお手伝いをすることで、「うんといい世界」を目指して参ります。

実証研究の背景

胆道閉鎖症は、先天性あるいは新生児期に、1万人に1人の割合で発症し、国内では年間約100人が発症している指定難病です。早期発見によりその後の病状を改善できることが報告されており、日本では便色カラーカード、長崎・沖縄の尿中硫酸抱合型胆汁酸(USBA)測定が行われています。しかし、希少疾患のため認知度が低く、便色カラーカードを用いた目視による判定では発見が困難で、既存の方法による早期発見は実現されていないのが現状です。

現在、ウンログで提供している家庭用の「Babyうんち」アプリは、目視では判断の難しかった便色を、画像解析などのテクノロジーを駆使して判断を容易にすることを目指します。

アプリを利用した胆道閉鎖症や胆汁鬱滞性肝疾患の早期発見の可能性について検討し、有用なスクリーニングシステムの構築のために「便色判定」アプリを用いた大規模フィールド実証研究を行います。

「便色判定」アプリの実証研究概要

・実証研究の目的
便色判定」アプリを用いた、胆道閉鎖症早期スクリーニングシステムの有用性の検証。

・ 実証研究期間
2019年4月1日(月)〜2022年3月31日(木)

・研究方法
高知県内の1ヶ月健診において、看護師による「便色判定」アップリを用いた便の撮影を実施。
※便はオムツで持参をしてもらうか、1ヶ月検診時のものを使用する。
※「要観察」と判定された場合には、継続的に便色を観察する。
※「要注意」と判定された場合には、採血検査・尿検査を行う。

・ 対象病院
高知大学病院 / 幡多けんみん病院 / 県立あき総合病院/高知ファミリークリニック

今後の展望

ウンログでは、今後も便色判定技術を利用して胆道閉鎖症の早期発見・早期治療のために判定システムの有効性の向上や普及に努めて参ります。今後は、医療機器としての医療機関への便色判定技術の導入や、胆道閉鎖症以外の疾患への対応も検討しております。