Baby うんち

うんち記録アプリ「ウンログ」を運営するウンログ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役 田口敬)は、聖路加国際大学の研究グループと共同開発した胆道閉鎖症早期スクリーニングアプリ「Babyうんち」を2016年9月29日にリリースしました。オムツについたうんちを「Babyうんち」を利用して撮影するだけで、胆道閉鎖症の可能性を判定することができます。

「Babyうんち」は、Apple社のオープンソースフレームワーク「ResearchKit」を利用することで、簡単に多くの便データを収集することが可能です。聖路加国際大学では、「Babyうんち」を利用した、生後2週間から1ヶ月前後の赤ちゃんの便の色の種類や変化について、胆道閉鎖症の可能性を評価すると同時に赤ちゃんの便の画像収集をおこなう大規模研究を実施します。

ウンログはこれからも多彩なうんちデータを解析し、人々の健康をおなかの中から支えるお手伝いをすることで、「うんといい世界」を目指して参ります。

▼開発の背景

胆道閉鎖症は赤ちゃんに深刻な症状をもたらす指定難病にも関わらず、希少疾患のため認知度が低く、開発費用を負担して発見ツールを制作をする企業も存在しませんでした。同様に、画像解析の学習データを十分に集めることも困難でした。

今回、聖路加国際大学 臨床疫学センター 公衆衛生大学院設置準備室講師の星野絵里先生の研究グループによる、スマートフォンを利用した胆道閉鎖症の客観的な判定を可能にするツールの開発研究へ、Apple社からの紹介でウンログが参画いたしました。平成26年度文部科学省科学研究費の助成を受け、「ICTを活用した胆道閉鎖症早期発見のための便色判定システム構築と費用対効果分析」に関する研究を開始し、「Babyうんち」をリリースしました。

▼「Babyうんち」概要

「Babyうんち」は、ウンログが聖路加国際大学 臨床疫学センター 公衆衛生大学院設置準備室講師の星野絵里先生の研究グループと共同開発した、胆道閉鎖症早期スクリーニングアプリです。オムツに着いた便を撮影すると、機械学習と便色判別システムによって4段階で評価を行います。「Babyうんち」の開発により、胆道閉鎖症の可能性を客観的に判定すること目指します。「Babyうんち」は、Apple社のオープンソースフレームワーク「ResearchKit」を利用することで、簡単に多くの便色データを集めて研究することが可能です。

Babyうんち ver 1.0.1 リリース日:2016年9月29日
価格:無料
対応機種:iOS 8.0以降。iPhone、iPad、およびiPod touchに対応。
便色判定の対象年齢:生後2週間〜1ヶ月
アプリインストール:https://itunes.apple.com/jp/app/babyunchi/id1152163386?mt=8
公式サイト:https://unlog.me/baby-poop

協力研究者

順天堂大学医学部小児科・思春期科学教室 鈴木 光幸・中野 聡
高知大学医学部 小児外科 大畠 雅之
長崎大学医歯薬総合研究科 小児外科 田浦 康明
沖縄県立南部医療センター・こども医療センター小児外科 金城 僚
日本胆道閉鎖症事務局 ・東北大学 小児外科 代表・教授 仁尾 記
全脳アーキテクチャ若手の会
胆道閉鎖症の子どもを守る会
聖路加国際大学 臨床疫学センター 高橋 理・浦山 ケビン・大出 幸子・林 邦好
聖路加国際大学 聖路加国際病院 松藤 凡

▼胆道閉鎖症とは

胆道閉鎖症は,生まれて間もない赤ちゃんに発症する肝臓および胆管の病気です.胆汁は肝臓で作られ胆管を通って十二指腸に流れ,ここで食物と混じって栄養素の吸収を助けます.胆汁の通り道である胆管が,生まれつきまたは生後間もなく完全につまってしまい,胆汁を腸管内へ排泄できないのがこの病気の原因です.

腸管内では胆汁は有効に作用しますが,肝臓内に溜ると黄疸を引き起こし,さらに肝臓の組織が壊され線維が溜って硬くなる「胆汁性肝硬変症」という状態になるともう治ることはありません.

胆管の閉塞部位によってI(およびI cyst)、II、III型に分類され、肝臓のすぐ外側の胆管が閉塞するIII型がもっとも重症で、全体の9割近くがこの型に属します。この胆管の閉塞を解除する手術が成功すると黄疸が改善しますが,成功しないと胆汁性肝硬変さらに肝不全へと進行します.そしてこの状態になった患者さんでは肝移植が唯一の救命手段となります.

(出典:難病情報センター「病気の解説(一般利用者向け)『胆道閉鎖症』」http://www.nanbyou.or.jp/entry/4735

 

関連リンク

『Babyうんち』ダウンロードページ – AppStore –
『Babyうんち』紹介ページ – ウンログ –
胆道閉鎖症の早期発見のためのiPhoneアプリ『Babyうんち』を開発 – 聖路加国際大学 –