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腸内細菌の役割

腸内細菌は人間が健康的な生活を送るために欠かせないさまざまな役割をになっています。この記事では、腸内細菌が果たしている役割について解説します。

腸内細菌とは

腸内細菌とは、人間の腸内に存在するさまざまな細菌のこと。多様な細菌たちが腸内で繰り広げる活動が、私たちの体にとってさまざまな影響を与えています。

腸内細菌の3つの役割

腸内細菌の活動は、私たちの健康な生活のためになくてはならないものです。腸内細菌の役割は3つに分類されます。

未消化物の分解

 腸内細菌は、食物繊維などの難消化性物質を分解してエサにしています。私たちは、自分の体だけでは消化できない物質を、腸内細菌に消化してもらっているのです。

代謝物質の産生

 腸内に入ってきた物質を分解した腸内細菌は、ビタミンや有機酸などの代謝物を生み出しています。これらの代謝物は、腸管のバリア機能を高めたり、全身の免疫にかかわったり、さまざまな役割を果たしています。

免疫刺激

 腸の粘膜は免疫においてもとても重要な役割を果たしています。

 腸内細菌が生み出す短鎖脂肪酸は、病原体の侵入を防ぐIgAと呼ばれる抗体の産生をうながす作用があると言われています。

 腸内細菌が暮らしやすい環境を整えることは、免疫力を高めることにもなるのです。

腸内細菌の役割はメリットだけではない

腸内環境が悪化していると腸内細菌はさまざまな悪い影響を及ぼすこともあります。代表的な5つのトラブルをまとめました。

消化器トラブル

 腸内細菌の活動は、うんちの状態にも深く関係しています。腸内環境の乱れが、便秘や下痢を引き起こします。過敏性腸症候群(IBS)や潰瘍性大腸炎(IBD)などの腸の疾患と腸内環境の関係も明らかになってきています。

代謝トラブル

 人間の消化活動は、そのまま代謝につながっています。腸内細菌の活動が不活発になったりかたよ偏ったりしてしまうと、肥満やうまく体をあたためることができず体の冷えに繋がります。

肌トラブル

 腸内細菌の状況は、皮膚の状態にも関係しています。代謝がうまくいかないと、乾燥やシワの原因になることも。

免疫トラブル

 免疫細胞の約70%が腸にあると言われ、腸のバリア機能が体全体に大きな影響を与えています。腸内環境の悪化に伴う免疫機能の低下が、アレルギーや風邪、インフルエンザなどさまざまな病気を引き起こす可能性があります。

精神や脳のトラブル

 腸内細菌は、脳をはじめとした神経系にも影響をあたえていることがわかってきました。ビフィズス菌や乳酸菌の数が少ないことが、うつ病の発症リスクとなるという研究もあります。

 メンタルを整える上でも、腸内環境は無視できない存在なのです。

腸活で腸内細菌が有益な働きをする環境を整える

私たちは直接腸内細菌に指示ができるわけではありません。私たちにできるのは、腸内細菌にとって良好な環境を整えること。腸活を通じて腸内環境を整えて、腸内細菌に役に立ってもらいましょう。