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「トイレの困りごと」に立ち向かう!「日本トイレ研究所」に聞いたトイレ問題【前編】

2020-07-20
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日常生活に必要不可欠ながら、普段あまり意識を向けることがない「トイレ」。そんななか、誰もが安心できるトイレ環境を作るべく活動している不思議な団体があるのだとか…?

というわけで、ウンログ社長の田口が話を聞きにいったのは、NPO法人『日本トイレ研究所』の代表・加藤篤さん。インタビュー前編となる今回は、隠れた“トイレの困りごと”、そして災害時に要注意なトイレ問題をテーマにお届けします!

安心できるトイレ環境を!『日本トイレ研究所』の活動内容

田口:
さっそくですが、『日本トイレ研究所』はどんな団体なのでしょうか?

加藤さん:
「トイレ」を通して、社会をより良くしていくことをコンセプトに活動しているNPO法人です。
活動自体は、1985年にスタートして、2009年に法人化しました。

田口:
活動が始まったのには、どんなきっかけがあるんでしょうか?

加藤さん:
活動が始まった1985年当時、街の公衆トイレは汚い・臭い・壊れているという「3K」がそろった悲惨な状態でした。
そこでトイレを良くしようと、ボランティア組織が立ち上がったのが始まりです。

田口:
現在は、どんな活動をされているんですか?

加藤さん:
一言で言えば、「安心できるトイレ環境づくり」を目指した活動をおこなっています。

具体的には、学校や職場、公共トイレの環境改善、災害時のトイレ対策の推進、よりよい排泄のための環境づくりなどですね。
表参道の公衆トイレにアートを展示して、トイレ美術館にすることで、トイレをきれいに使う行動変容を促す仕掛けづくりをしたり、富士山で自分のうんちを持ち帰るキャンペーンを実施するなど、社会実験的な取り組みをすることもあります。

見過ごされがちな「トイレの困りごと」とは?

他人事じゃない…!?災害時に直面する「トイレ問題」

田口:
災害時には、「安心できるトイレ環境」という当たり前が崩壊するわけですが、災害時のトイレ対策としては、どんな活動をされているんですか?

加藤さん:
公立小学校のトイレ改善を提案しています。
というのも、小学校の多くは避難所となりますが、トイレは設備の老朽化が進んでいるうえ、和式便器が多いのが特徴。一方で、家庭のトイレのほとんどは洋式便器です。
災害時にはそのギャップがストレスになり、排泄に支障が出ることがあるんです。しゃがむのが難しい方は、そもそもトイレを使うこともできなくなってしまいます。

田口:
便器の様式に限らず、災害による避難時に生じるトイレ問題はありますか?

加藤さん:
主に2つあります。1つめは、断水や停電で避難場所の水洗トイレが使えなくなり、臨時に設置されたトイレを「嫌だ、使いたくない」と感じ、トイレ回数を減らそうと水分補給を控えてしまうこと。すると、脱水症状を引き起こして体調不良になり、エコノミークラス症候群等で死に至るケースもあります。
2つめは、トイレの衛生環境が悪化することで感染症が蔓延することです。

田口:
こうして聞くと、恐ろしいですね……。
災害時のトイレ問題に危機感を持っていない人もいるかと思うんですが、今からしておくべき対策はありますか?

加藤さん:
新型コロナウイルス感染症対策として「分散避難」が提案されている今、携帯トイレを備えるなど、自宅で避難生活を送れるようにすることが必要だと思います。

田口:
新型コロナウイルスの影響で、密集を避ける「分散避難」はかなり重要視されていますよね。

加藤さん:
そうですね。「分散避難」には、自宅、車中、知人・親戚宅、ホテルなどが含まれますが、どこに避難しても、トイレは必要不可欠。排泄を止めることはできませんから、必要回数分の携帯トイレを備えておくことをおすすめします。

田口:
僕も、携帯トイレを買って備えておこうと思います。

加藤さん:
あとは、あらかじめ自宅の給水・排水設備のシステムを理解しておくのも大切です。
もし仕組みを知らずにトイレを流してしまうと、自宅トイレが詰まるだけでなく、同じマンションやアパートの居住者にまで影響が及ぶこともあるので、気をつけていただきたいですね。

ウンログ社長・田口の感想

「トイレに、愛を。」をスローガンに、さまざまなアプローチでトイレ問題に立ち向かう「日本トイレ研究所」。
加藤さんのお話を聞いて、当たり前のように使っているトイレの重要性と、隠れた困りごとの存在に気づかされました。
続く後編のインタビューでは、企業とタッグを組んだ共同プロジェクトや、今後の展望につ
いて伺っていきます!

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