朝ごはんと排便状況に関する実態調査

ウンログでは、ウンログユーザーの男女2,000名を対象に「朝ごはんと排便状況に関する調査」を実施しました。

調査の背景

朝食の欠食は、血糖値変動が大きくなる、自律神経が乱れやすくなるなどの影響から、生活習慣病の引き金のひとつとも言われています。厚生労働省が発表した「国民健康・栄養調査(2020年版)」では、日本人の朝食欠食率は、男性が13.9%、女性8.6%となりました。

健康的な排便リズムを作るためにも、朝食の習慣は重要な因子のひとつです。2019年に生物工学会誌第97巻に掲載された早稲田大学・柴田重信氏の「時間生物学を利用した機能性食品開発 : イヌリンのヒト試験を中心に」によると、朝の時間帯に摂取する水溶性食物繊維(イヌリン)が腸内細菌叢の多様性を高めることも報告されています。ウンログは、朝食欠食率のさらなる減少が、日本の排便状況の改善と、更なる健康増進につながると考え、朝ごはんの重要性を議論するきっかけ作りとして本調査を行いました。

調査結果

快便の人の約9割が朝食の習慣「あり」。

自分を快便だと思う人の88.8%が朝食を食べる習慣があると回答しました。一方で、便秘だと思う人の10.7%は朝食を「食べない」と回答しています。

快便の2人に1人は、朝食でも腸活を意識している。

快便の人の53.8%が、朝食に意識的に腸活食材を取り入れていることがわかりました。最も多いのは、発酵食品の93.9%で、その中でも38.8%の人はヨーグルトなどの乳酸菌発酵食品を取り入れていると回答しました。

朝ごはんに使う時間は「10分以内」が最も多い。

朝ごはんに使う時間は、「10分以内」が最も多く、40.6%となりました。89.7%の人が20分以内に朝ごはんを終わらせています。

朝ごはんを選ぶポイントは、「手軽さ」。

朝ごはんを選ぶポイントとして最も多かったのが、「調理や準備の手軽さ」で、43.5%。栄養バランスがいいことは、13.2%にとどまりました。

調査概要

実施期間 :2023年1月7日〜2023年1月9日
調査方法 :インターネット調査
調査機関 :ウンログ株式会社(自社調査)
調査地域 :全国
調査対象 :ウンログアプリを利用している10〜60代の女性
有効回答数:2,000名

※本リリース内容を掲載いただく際は、出典「ウンログ調べ」と明記をお願いいたします。

まとめ

本調査を通じて、快便の自覚がある人の2人に1人が、朝食でも腸活を意識していることが明らかになりました。腸内環境改善に対する意識向上によって、朝食習慣の改善およびその内容に変化をもたらす可能性があると考えられます。

また、多くの人が朝食の内容は、手軽さや食べやすさを重視した内容で、時間をかけずに済ませていることもわかりました。これらの結果から、朝食として食べられているものは、噛む回数が少ないものであると推測することができます。野菜類などの食物繊維が多く咀嚼回数が必要なものは、朝食として取り入れられていない可能性が高く、食物繊維摂取量の不足に関係しているのではないかと考えられます。

今後もウンログでは、朝ごはんと排便状況、および腸活意識に関する調査を継続して行い、朝の食卓からお腹の健康を作るための情報を発信していきます。

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