腸活メディア掲載まとめ(2026年9月)

腸活・腸内環境について、2026年9月にどんな記事がメディアに出たのか、また、記事から読み取れることと、企業のPR活動へのヒントをまとめました。

腸活ブランドのマーケティング・広報のご担当者が、自社の発信を考えるときの材料になれば幸いです。

※対象期間は2026年9月1日〜28日、Web媒体を中心に編集部で確認できた範囲です。網羅的な調査ではありません。
※記事タイトルは各媒体の公開時の表記をそのまま引用しています。内容の評価や効果を当社が保証するものではありません。


■ 今月の掲載一覧

公開日媒体記事タイトル登場した専門家URL
9/1朝時間.jp夏の疲れが続く人へ。9月に取り入れたい腸活食材5選神田恵(Hana)氏asajikan.jp
9/7OTONA SALONE「大腸がん」は「内臓脂肪の老化」から始まる!?すべての病気の原因「老化」を遅らせる科学的な方法とは【京都府立医大・内藤先生が解説】内藤裕二氏(京都府立医科大学大学院 教授)otonasalone.jp
9/8文春オンライン「毎日ヨーグルト」でも腸内環境は変わらない…内科医が明かす、25兆個の善玉菌を救う”最強の食材”とは奥田昌子氏(内科医)bunshun.jp
9/8家庭画報.com大きく変わる腸内細菌の現在地。認知機能や免疫力に関わり、がん治療に活かせる期待も辨野義己氏(辨野腸内フローラ研究所 理事長)kateigaho.com
9/9食品新聞森永乳業 ビフィズス菌研究が新たな領域へ BB536起点に「老化」の可能性探る宮地一裕氏(森永乳業 執行役員 研究本部長)shokuhin.net
9/9日本経済新聞グリコ、腸内環境をmRNAで判定 最適な食べ物選びに―nikkei.com
9/11日本食糧新聞江崎グリコ、mRNA解析で健康支援 「精密腸活」で個人ごとに健康可視化江崎悦朗氏(江崎グリコ 社長)、Naveen Jain氏(Viome CEO)news.nissyoku.co.jp
9/11婦人公論.jp体にいいその食品、実はあなたのNGフードでは?腸内細菌の存在と活動を分析し、必要な食習慣を見つける 江崎グリコがmRNA解析で個人に適した食を提案するパーソナライズド健康支援サービスを開始江崎悦朗氏fujinkoron.jp
9/11家庭画報.com江崎グリコが腸内細菌の活動を”見える化”する新サービスを開始。個人に合った食提案も江崎悦朗氏、Naveen Jain氏kateigaho.com
9/14ピンズバNEWS指定野菜ブロッコリーが半数以上の人に合わない…”精密腸活”サービスでわかる「腸が求めている食品」―pinzuba.news
9/14日本食糧新聞腸活市場 規模と効果実感に差 腸からアプローチ 健康増進も鍵―news.nissyoku.co.jp
9/14健康産業速報26年の腸活市場、2%増8326億円 富士経済―kenko-sokuho.co.jp
9/15美的.com夏の疲れは「腸」から改善! 簡単腸活レシピ|教えて美的リーダーズvol.5喜多よしか氏(美腸プランナー)、柳莉子氏(発酵食・薬膳料理家)biteki.com
9/16日本食糧新聞短鎖脂肪酸普及協会がホワイトペーパー発刊 腸活効果、半数弱が実感薄く福田真嗣氏(短鎖脂肪酸普及協会 代表理事)news.nissyoku.co.jp
9/16グルメプレス【世界初】カネリョウ海藻、海藻を食べる頻度と腸内細菌の関係を明らかに!海藻を食べる頻度が高いほど、酪酸産生能のある菌属が増加―gourmetpress.net
9/16サライ.jp健康長寿のカギは……「長寿菌」! 今日からできる腸活習慣をチェック後藤利夫氏(医師)serai.jp
9/16からだにいいこと太るのは脂肪を蓄える「デブ菌」が原因! デブ菌掃除で代謝も幸せホルモンもアップ川本徹氏(みなと芝クリニック 名誉院長)karakoto.com
9/17ヨガジャーナルオンライン【旬のいちじく】腸がよろこぶ意外な食べ方3選|管理栄養士が解説田中ひろか氏(管理栄養士)yogajournal.jp
9/17健康産業速報ヤクルト本社と都、乳酸菌シロタ株で男性の死亡リスク低下―kenko-sokuho.co.jp
9/18ヨガジャーナルオンライン「腸活のため」に乳酸菌飲料を毎日飲むのは正解?医師が教える”腸にいいもの”の意外な落とし穴甲斐沼孟氏(医師・消化器外科/産業医)yogajournal.jp
9/18ヨガジャーナルオンライン【季節の変わり目に便秘になりやすい理由】腸に働きかける「寝たままストレッチ」上村ゆい氏(ヨガインストラクター)yogajournal.jp
9/19食品産業新聞ヤクルト本社中央研究所、「健腸長寿」受け継ぎ腸内細菌・免疫研究を深化―ssnp.co.jp
9/19食品産業新聞ヤクルト本社、乳酸菌 シロタ株含有乳製品を週3日以上摂取した男性高齢者で全死亡リスク低下 9年間の「中之条研究」を研究担当者が解説牧野博氏(ヤクルト本社)ssnp.co.jp
9/20食品産業新聞ヤクルト本社、「Yakult(ヤクルト)1000」など8品で免疫機能訴求 35年以上の研究を商品価値へ萩平悠也氏(ヤクルト本社)ssnp.co.jp
9/20ヨガジャーナルオンライン朝の「納豆ごはん」にちょい足し!便秘・腸活におすすめの食物繊維食材3選|管理栄養士が解説山口ミホ氏(管理栄養士・腸活アドバイザー)yogajournal.jp
9/21美的.com腸活意識で心も身体も整う♡ 美のプロ6人の腸活事情をリサーチ山㟢まいこ氏(皮膚科医)ほか計6名biteki.com
9/22ヨガジャーナルオンライン旬の「きのこ」をたっぷり使って!平日の”あと一品”に大活躍「きのこの佃煮」|管理栄養士のレシピ岩渕知英氏(管理栄養士)yogajournal.jp
9/23食品新聞江崎グリコが健康支援サービスを開始 一人一人異なる腸内細菌の活動を把握する先進技術取り入れ「自分に合った食」を提示江崎悦朗氏、Naveen Jain氏ほかshokuhin.net
9/24グルメプレス野村乳業×ワッフル専門店「櫟 kunugi」のコラボスイーツ実感腸活ドリンクを使った「マイ・フローラ ワッフル」誕生―gourmetpress.net
9/25グルメプレス手軽においしく1日分の鉄分やビタミンを補給! ビフィズス菌LKM512配合で腸にもうれしい 「1日分の鉄分のむヨーグルト」「1日分のビタミンのむヨーグルト」―gourmetpress.net
9/27食品産業新聞アサヒ飲料、「PLUSカルピス カラダクレンジング」発売 体脂肪・お通じ改善を訴求 「カルピス」らしい味わいに―ssnp.co.jp
9/27ヨガジャーナルオンライン腸がどんどんキレイになる!朝、納豆に組み合わせると最強な「腸活食材」4選|管理栄養士が解説芳賀恵氏(管理栄養士)yogajournal.jp
9/27朝時間.jp食物繊維をおいしく補給!簡単「腸活」朝ごはんレシピ3選―asajikan.jp
9/28健康産業速報はくばく、もち麦の価値発信 ファイバーマキシングに着目―kenko-sokuho.co.jp

■ 今月の記事から見えたこと

ひとつの発表が、2週間かけて別々の媒体に広がった

9月9日に発表された江崎グリコのパーソナライズド健康支援サービス「mRNA HEALTH TRACKER®」(サービス開始は9月14日)は、今月の一覧のなかでもっとも多くの媒体に取り上げられていました。日本経済新聞と日本食糧新聞が9月9日〜11日、婦人公論.jpと家庭画報.comが9月11日、ピンズバNEWSが9月14日、食品新聞が9月23日と、発表から2週間ほどかけて記事が出ています。

注目したいのは、媒体によって見出しの立て方が違っていることです。日本食糧新聞は「mRNA解析」という技術、日本経済新聞は事業としての新規性、婦人公論.jpは「あなたのNGフードでは?」という読者への問いかけ、家庭画報.comは「見える化」という平易な言い換え、ピンズバNEWSは「ブロッコリーが半数以上の人に合わない」という具体的な驚き。同じ発表でも、媒体が読者に届けたいものはずいぶん違っているように見えます。

なお「ブロッコリー」という食材名は、プレスリリースの本文には登場しません。発表会を取材した記事ではこの具体例が使われており、リリース本文以外の情報が見出しの切り口になっています。ただし今月「個人差」を扱った記事の多くは、このグリコの同一発表を起点としたもので、業界全体の潮流とはまだ言えません。来月以降、ほかの発信でも同じ構図が見られるかを追います。

ひとつの取材機会から、3本の記事が別々に立った

食品産業新聞は9月19日から20日にかけて、ヤクルト本社に関する記事を3本出しています。研究の系譜を扱ったもの、中之条研究の結果を扱ったもの、同社が商品で行う免疫機能の訴求を扱ったもので、いずれも9月11日の中央研究所での取材にもとづくものです。

1回の取材機会が、研究史・研究成果・商品価値という3つの異なる記事になっていました。健康産業速報も9月17日に中之条研究を扱っており、同じ研究が業界紙のあいだで複数回記事化されています。

中之条研究については、乳酸菌シロタ株を含む乳製品を習慣的に摂取していた男性高齢者で全死亡リスクが低かった、という研究結果が報じられています(食品産業新聞の見出しは「週3日以上摂取」と条件を具体化しています)。9年間の追跡による観察研究で、飲んだから寿命が延びたという因果を示したものではない点は、記事を読むときに気をつけたいところです。

食物繊維を軸にした記事と、新しい呼び名

月の後半は、食物繊維を軸にした記事がいくつか出ていました。ヨガジャーナルオンラインが9月20日と9月27日に、どちらも「納豆に何を足すか」という形の記事を出しています。朝時間.jpも9月27日に食物繊維の朝ごはんをまとめていました。

一方で、健康産業速報は9月28日に、はくばくが「ファイバーマキシング」という欧米発の言葉に着目していることを伝えています。この言葉自体は9月に生まれたものではなく、9月8日配信のプレスリリースでも使われていました。今月確認した生活者向けの記事のなかでは、新しい呼び名そのものより、納豆・きのこ・もち麦といった具体的な食材や行動を見出しにした例が複数ありました。ただし今月の一覧の範囲で見えたことなので、媒体ごとの傾向として一般化できるものではありません。

市場の広がりと、生活者の実感をどうつなぐか

富士経済は9月10日の発表で、2030年の腸活関連市場を8,840億円(2025年比8.3%増)と予測しました。一方、日本食糧新聞の論考や、短鎖脂肪酸普及協会が9月3日に公開したホワイトペーパーでは、腸活を続けても十分な効果を実感できていない層が取り上げられています(調査実施は2025年11月7〜9日、マクロミルによるインターネット調査、全国20〜69歳の男女2,060人。実施から公開まで10か月ほどのひらきがあります)。

調査の設計も時期も異なるので単純には比較できませんが、「市場が広がった先で、生活者に何を実感してもらうのか」は、この連載で追っていきたい論点です。

季節文脈は、夏の疲れから秋の食材へ

月の前半は朝時間.jp、美的.com、ヨガジャーナルオンラインが夏の疲れや季節の変わり目と絡めた記事を出し、後半はいちじく・きのこ・もち麦といった秋の食材に寄っていました。9月のうちに枠が入れ替わっているように見えます。


■ 企業のPR活動へのヒント

以下は、上の観察から自社の発信に引き寄せて考えたことです。事例そのものの説明は繰り返しません。

「みんなにおすすめ」ではなく、観察された差をどう扱えるか。 自社の研究に、食品摂取や腸内環境などで利用者ごとの差を示すデータがある場合、それ自体が発信の材料になる可能性があります。ただし、観察された関連を商品の効果や「合う・合わない」に読み替えないこと、商品訴求として用いる場合は表示できる範囲を別途確認することが前提になりそうです。

ひとつの機会から、いくつの切り口を渡せるか。 今月は、研究の歴史、最新の研究結果、商品への反映という異なる材料が、別々の記事で扱われていました。発表会や見学会を設計するとき、ひとつのテーマだけでなく、異なる角度から参照できる材料を用意しておくことは検討できそうです。

「実感の差」そのものが、次の調査テーマになりうる。 「どんな人が実感し、どんな人が実感しにくかったのか」「継続期間や生活習慣にどんな違いがあったのか」など、自社データの中に差を説明できる材料が眠っているかもしれません。なお、調査として設計することと、その結果を商品訴求に用いることは別の話だと考えています。とくに「○日で違いを感じた」のように、摂取と効果の発現までの期間を結びつける表現は、慎重に扱う必要がありそうです。

借りてきた言葉は、自社の言葉になりうるか。 新しい呼び名を用意する場合、その言葉自体だけでなく、具体的な食材や行動としてどう説明できるかも考えておく余地がありそうです。今月の一覧でも、生活者向けの記事では、具体的な食材や行動を見出しにした例が複数ありました。

その先の健康テーマとの接続は、自社に根拠のある範囲で。 話題性を理由に健康テーマを広げるのではなく、自社の商品・研究で根拠を持って語れる範囲かどうかが前提になりそうです。


■ 来月に向けて

10月は「食品開発展2026」に伴う素材メーカーの発信や、秋から冬に向けた体調管理の記事が増えるかもしれません。年末のトレンド企画も見据えて、来月もどんなテーマや言葉が使われるかを追います。


ウンログでは、腸活・ウェルネス領域での調査設計からリリース、メディアへの働きかけまでをご支援しています。「自社データからどんな切り口が考えられるか」「どの媒体にどんな情報を届けるか」といったご相談も承っています。

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