うんち業界で飲みたい

うんち業界の飲み会

今週、おなかや排泄にかかわるサービスをつくっている方々と飲んできました。うんち業界を盛り上げるにはどうしたらいいか、というのがその日のテーマです。そんな業界は正式にはありませんが、私は勝手にそう呼んでいます。

最新の動きから、それぞれの事業の課題まで、よく喋りました。ユニークなサービスも、素晴らしい技術もあって、「すごいですね」「これからはそういう時代ですよね」と、話は尽きません。

ただ、全員に共通していた悩みがありました。いいサービス、いい商品なのに、なかなか浸透していかない、ということです。

「認知はあるが、良さが理解してもらえてない」

名前は知ってもらえていても、何に使うもので、自分に必要なのかまでは分かってもらえていない、ということです。

これまでにない新しいサービスほど、この状態になりやすい気がします。

私たちも、便を記録する話をすると面白がってもらえます。でも、じゃあ毎日トイレで自分の便を見て記録するかというと、そこまでいく人は多くありません。面白がってもらうことと、やってもらうことのあいだには、かなりの距離があります。

「体重計や体温計みたいになれたらいいよね」

ほとんどの家に体重計があります。自分の体重も、だいたいの人が答えられます。熱っぽければ体温計で測る。どちらも、何のために測るのかをわざわざ説明する必要がありません。

うんちも、そういう指標になれないだろうか。その日に出たのは、そういう話でした。

そういえば「うんち業界」ってないですね

話の途中で、排泄にかかわる会社をまとめて呼ぶ言葉がない、という話にもなりました。

食品なら食品業界、医療機器なら医療機器業界。でも、その日集まった方々は、普段それぞれ別の業界で仕事をしています。同じようなことで悩んでいるのに、お互いが何をやっているのかもよく知りません。

考えてみれば、こうして一緒に話す機会も、これまでほとんどありませんでした。

また飲みましょう

帰る頃には、またやりましょう、という話になっていました。次は作っている方だけでなく、この領域に詳しい先生方にも声をかけて、もう少し人数を増やせたらと話しています。

競合する製品をつくっている会社もあるかもしれません。でも、それはそれでいいと思っています。広めたい方向が同じなら、まず知り合っておくだけでも違うはずです。

何より、おなかや排泄の話だけで何時間も飲める人が集まることは、なかなかありません。その日も、気づけばそんな話ばかりしていました。

うんち業界で仕事をされている方、一緒に飲みませんか。

今週のひとりごとでした。


田口のひとりごと
ヘルスケアマーケティングの現場から

ウンログ代表田口が、商談の現場で感じたことや、うまくいった/いかなかった話しを、少しだけ言葉にしてみるコラムです。

【田口 敬 プロフィール】
ウンログ株式会社 代表取締役。
マーケティングコンサル、新規事業立上げ、Webエンジニアを経験し、2012年にウンログアプリを個人開発しリリース。2013年にウンログ株式会社を設立。ユーザー起点のたのしくわかりやすいUI/UX開発と確かな腸活情報発信にこだわり120万DLを突破。現在まで300社以上の食品メーカーの腸活マーケティングを支援。